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自分が見たい、聴きたいと思ったものを企画する

2009年01月27日 21:34

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。

あー、ちょい前のニュースですが、「ロバート・プラントがいなくてもライブしてアルバムも作っちゃうよ」とマネージャーが自信満々だったレッド・ツェッペリンの再結成が消滅したと。しかも、自信満々だったマネージャーの口から。ニュースによると「既にプラントの代役は目星がついている」と語った当日に。

単に躁鬱なのか、黒いオトナの事情があるのか知りませんが。

んなね、ペイジ/プラントだったかのライブ盤聴いて、ジミー・ペイジかと思って「お、やるじゃん!」と思ってたらサポート・ギタリストの音だったっつー次元なんで興味ねーですが。

...。

......。

聴きたいです。観たいです。

いやね、わかっちゃいるのにファンは聴きてーもんです。

僕なんか、イコンとして聴いてる音楽ファンが多数を占めると思われる、ジム・モリソン抜きドアーズ”だけ”が観たくてサマソニ行きましたもん。



 現在、新作を制作中と伝えられるキッスのジーン・シモンズが「ファンは昔の曲が聴きたいだけ。新曲を作っても興味を持たれないだろうし乗り気じゃねーなー」みてーなことを言ってるそーです。まったくそのとーりだと思いますが、稀に良い曲書いて「ここまでやると思わなかった」っつー驚きもプラスして傑作になることがあるんで僕なんかはツェッペリンの新曲にわずかな期待をしてたクチです。

こうなると、当時は非難囂々だったカヴァーデール/ペイジが奇跡だったと思います。

奇跡っつーのは、その後ロバート・プラントと組んでもツェッペリン・サウンドな新曲を作らず、今回の再結成も無かったことになったからです。

いや、カバペー以前にポール・ロジャースと組んでも中庸なことしてたんで、どんなに困窮しても現役復帰しねーアントニオ猪木が卍固め見せてくれたよーなもんです。

んー、デイヴィッド・カヴァデイルの歌が、意識して中低音がかすれまくり、高音がキンキンしてなかったら個人的に「隠れた名作」になりえたくらいなんですが。



 ファン。特にレッド・ツェッペリンの熱心なファンから「カバペー」と呼ばれていたカヴァーデール/ペイジ。

これを企画したのは今は亡き(買収されたんだっけか。)ゲフィン・レコードのA&Rだったジョン・カロドナーだったと記憶しとります。

A&Rっつーのはアーティストの発掘や育成を担当するしとのことです。

彼がやった仕事で高く評価されてんのはエアロスミス復活じゃねーでしょーか。

一曲目がジョー・ペリーのソロ・アルバム『熱く語れ』のタイトル・トラックってとこからして『ダウン・ウィズ・ミラー』は萎えますが(でも、スティーヴン・タイラーが歌う「熱く語れ」の方が数倍格好いいが。)、全体的に今聴いてもダメな空気が漂ってます。



「私は自分が見たい、聴きたいと思ったものを企画する」

-ジョン・カロドナー



ジョン・レノン復活(ゲフィンは『ダブル・ファンタジー』を発表させて大成功した過去があった。)で経済的に余裕があったのか、カロドナーは「彼らはそこで終わるはずがないと思ったから、もう一枚製作させた」と回想しとりました。

その結果が『パーマネント・バケーション』でして、続く『パンプ』とエアロスミスを1970年代よりも有名にしちゃう流れになったわけです。

同時期に、本国イギリスで成功したのにアメリカじゃダメダメで解散状態だったホワイトスネイクをメタル志向にさせて大ヒットさせたりもしとります。

TKじゃねーですが、ムーブメントもあって時代の寵児的なしとでしたねぇ。

んで、その手腕と政治力にものを言わせて思いついたのがカヴァーデール/ペイジでして、方や『白蛇の紋章~サーペンス・アルバス~』がメガ・ヒットしたと思ったら次作で転落したホワイトスネイクのカヴァーデイルと、方や昔の名前で出ていますなソロ・アルバムもぱっとしねーペイジをを合体させるっつー。

企画の噂が報じられた頃のユニット名は”レジェンド”です。アントニオ猪木の格闘技イベントではありません。



 カヴァーデール/ペイジにおける曲の特徴は、ツェッペリン風なアルペジオやリフにメガ・ヒットしたホワイトスネイク風の歌メロや曲展開を融合させたよーなもんでした。

ホワイトスネイク、レッド・ツェッペリンを共に知るファンには有名な話ですが、カヴァーデイルはツェッペリンに憧れて、風貌や歌唱法をロバート・プラントっぽくし、「パクリ」と言われても仕方がねー曲を作りました。んで、それを聴いたプランは激怒し、ペイジは爆笑したという。

こういった背景があるっつーのに、カヴァーデイルとペイジを組ませて、特に新曲においては封印していたレッド・ツェッペリン風のフレーズをペイジに弾かせたカロドナーはすげーと思うのです。

ただ、カロドナーってしとは「この業界は儲けなきゃ話になんねんだよ!」っつー思考が半分なよーでして、カバペーの大まかな契約は「アルバム一枚、ツアーも一回で集客できそうな日本でのみ」だったよーです。

事実、「諸事情によりアメリカ・ツアーはキャンセル」と報じられた記憶があります。

んなわけで、エアロスミス以外、彼が画策したもんは大体アルバム一枚の集金企画な印象があります。そんなもんは山ほどありますが、彼の場合、集金の仕方が巧妙ってことでしょーか。

ハードロックやメタルのブームが去ってから失敗した企画が多かったり、最近名前を聞かねーのはそこらへんが原因すかねぇ。時代の寵児も辛いですね。



 あー、僕ぁセンズリストです。

センズリストっつーのは妄想が得意です。よく言えばプロデューサー気質ってやつです。

ただ、金だけじゃなく労力も出資してマイナスになってもええっつー考えなんで職業には向かねーとは思いますが。

すげー内輪な話なんですが、僕が「これを聴きたい」と思ってるのが、友達でシンガーのミックっつー奴が歌う三曲です。

一つはエルヴィス・プレスリーのIn The Getto、一つはオーティス・レディングの(Sitting)Doc Of Bay、一つはデイヴィッド・ボウイのRock'n'roll Suicide。

どれも人生の不条理を歌った名曲です。

真冬に生まれた、貧民窟で生まれた子供が荒んでいき、最期は真冬のある日に銃殺され母親が泣き崩れるIn The Getto、故郷以外、素性が明らかじゃない男が港に腰をおろし無為の日々を送るDoc Of Bay、今まさにこの世からいなくなろうとしている、過去に熱狂されたスターに懸命に「君は独りじゃない。だから、僕の手をとってくれ!」と呼びかけるRock'n'roll Suicide。

上手い下手もありますが、自分の持ち味を出し切れるしとじゃねーと歌えねー名曲だと思います。つまり、迂闊にカヴァーすると「オマエごときが歌うな」と言われちゃいそーな。

特にRock'n'roll Suicideをやりてーなと思ってます。いくつかバージョンがありますが、『ジギー・スターダスト:モーション・ピクチャー』のライブ版が白眉でして、これを元にミックに歌って欲しいなっつー。
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