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スペルマ大将バディ・ガイの新作『リヴィング・プルーフ』

2010年12月15日 21:04

Living Proof
『Living Proof』(2010年リリース)

1.74 Years Young
2.Thank Me Someday
3.On the Road
4.Stay Around a Little Longer
5.Key Don't Fit
6.Living Proof
7.Where the Blues Begins
8.Too Soon
9.Everybody's Got To Go
10.Let the Door Knob Hit Ya
11.Guess What
12.Skanky



【一言で語るなら「スペルマ大将バディ」。そんな作品。】

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、まず最初に「ごめんなさい!」。
じ、実は、僕の記憶違いでバディ・ガイが亡くなったと思っており、以前、ゲスト参加したローリング・ストーンズの映画『シャイン・オン』を紹介しました。

生きてます。彼経営の、シカゴのブルース・クラブも営業中です。

なんでかなぁ。ジョン・リー・フッカーが亡くなって、その後もう一人ブルースの大御所が亡くなったニュースがありまして、そのしとと思い違いしちゃってたかなぁ...。

 い、一瞬、過去の記事をこっそり訂正しよーかと思いましたが、ここは正直に「知ったかこきました!お詫びに新譜買いますから!」と。
あ、輸入盤はもうリリースされとりまして、国内盤も間もなく発売されるよーです。
で、これねぇ、やられたなぁ。
あのね、その昔、どブルースじゃなく、金太郎飴な短所にロックのキャッチーさと勢いを加えたブルース・ロック・バンドがけっこーいました。
が、売れねーからか、この手の音の若手は出てこねーです。
出てきてもサイケな非商業主義なバンドで、「いや、もっとさっぱりしたの聴きたいんですけど」と思っちゃいます。

 ちょっと話逸れますけど、ポップ・ミュージック=大衆音楽=ジャンルは問わないと思ってんですが、ブルースとかレゲエはグルメなマニヤが多いです。(なんかメタルやヒップホップもそんな感じだな。)
たとえば、レゲエっつーとそのビートやサウンドを広めたからボブ・マーリィの作品に手を出します。
が、マニヤに言わせるとボブ・マーリィはレゲエじゃねーんだと。ガチのレゲエはあんなんじゃねーんだと。
特別レゲエに思い入れがねー僕ぁ「はぁ、そーなんですか」と。
ブルースもそーでして、ロック寄りのは違うんだと。あんなんブルースじゃねーんだと。
よく味わって聴けてねー僕ぁ「はぁ、そーなんですか」と。
でもね、本音は「どーでもええがな、くそったれ!」です。

 バディ・ガイ。
1950~1970年代前半までは精力的に活動してましたが、そっから1990年代前半まで沈黙に近い状態にならざるを得なくなりました。
マディ・ウォーターズ、ハウリン・ウルフらとセッションし、壮年期のピーク時には彼を敬愛していたエリック・クラプトンなんかとも共演し、カリスマ的ブルース・ギタリストでありながら、苦しい二十年間を送ったっつー。
彼がブルース・ファンだけじゃなく、ロック・ファンにも知られるよーになったのは、急逝したスティーヴィー・レイ・ボーンに捧げる作品を1990年代初頭に発表し、それに名だたるブルース・ロック・ギタリストが参加したからです。
更にスティーヴィー・レイ・ボーンのバンドを従えてアルバムを発表したりと、広く紹介されるよーになりました。
僕がよく紹介する、「貧しくて弦が買えず、網戸の針金で代替した」っつー逸話はこの頃ロック・ギター雑誌に掲載されたインタビューからです。

 はい、やっとこ作品の説明にたどり着いたわけですが、こりはジャケから傑作臭がしますね。
ウィスキーのラベルを摸したもんで、右下に「74年物」とバディ・ガイの年齢と同じ表記があります。
ジャケットを見た僕ぁ「ああ、どブルースかな?酒のお供に買っとくか」でした。
で、実際聴いてみたら一曲目の74 Years Youngがアコギによる渋い出だしで「ふふ、オサレにブルース聴きながら酒飲む俺」とアホ丸出しな僕。
ほいだら、来たよ、これが。
歪み自体はそんなでもねーんですが、ブルータリーなギターが響き渡るっつー。
もうね、なんだよこのピッキングっつー。中学生のセンズリばりに激しいっつーの。
しかも歌もとんでもねーです。
多くのブルースマンは、歌は雰囲気ってしとが多いですが、彼は歌唱力高ぇです。

 一応、目玉はBBキングが参加したStay Around a Little Longerとカルロス・サンタナが参加したWhere the Blues Beginsですが、前者はフリートウッド・マックのNeed Your Love So Bad、後者は同じくフリートウッド・マックというかサンタナのカヴァーが有名なBlack Magic Womanに似た曲です。
他、ブギやノリの良い曲が多く、後半やや大人しくなりますが、ラストのインストSkankyで再び皆殺しのブルース・ギターが聴けます。
しかし、大御所ブルースマンはポテンシャルを保ってるしとが多いですが、中年期にロック寄りになって今でも衰えてねーって、たまげたもんです。
前述のとーり、どブルース派なしとは受けつけねーかもしれませんが、フリー、トラフィック、ピーター・グリーン在籍時のフリートウッド・マック、初期ホワイトスネイクあたりが好きなしとなら楽しめる傑作だと思います。
ちょっと聴いてみてくださいよ。

<Buddy Guy - 74 years young>


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