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Whisky In The Jar

2010年09月27日 13:01

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、シン・リジィを聴き返しております。
で、このバンドのサウンドを大きく変えたのがシングルがヒットしたWhisky In The Jarのロック・アレンジです。
この曲、広く知られているアレンジはカントリー調のもんのよーで、フォーク集団ダブリナーズのライブを観ると、アップ・テンポで、結構物騒な歌詞なのに婆さんまで手拍子しながら歌うほど親しまれてるパブ・ソングみてーです。
なので、初期シン・リジィに見受けられた牧歌的なバンド・アレンジは新鮮だったんだと思います。
因みに、このときイントロの印象的なギターを弾いてたオリジナル・メンバーだったエリック・ベルは脱退。元々ジミ・ヘンドリクスに傾向していたからか、ヘンドリクスのバンドにいたノエル・レディングとバンドを結成しましたが、その後の消息が不明に近いっつー。
メタリカがシン・リジィ版Whisky In The Jarをカヴァーしたときにライブで共演してましたが。
久しぶりに表舞台での仕事だったのか、その後に行われた自身のライブでメタリカのTシャツ来てたのには泣けました。

 よもやヒットするとは思わなかったかPVは作られなかったみてーで、1973年BBCでのステージ映像にて当時の動く姿が見られます。
で、気になったのがフィル・ライノットの衣装とステージングです。
まだジーンズですが、既にベースの位置や歌うときの表情が「ライノット・スタイル」な点。
この後、レザー・パンツになり、ベースのピック・ガードもミラーのにすんですよね。
なんでも、元々長い脚を更に長く見せるためにあのレザー・パンツにして、引き上げるだけ引き上げて履いてたそーです。
んで、ピック・ガードも照明を反射させて女性ファンを照らして挑発するパフォーマンスに至ったっつー。
以前、「フィル・ライノットは自分でやれることは全部やらないと気が済まない性格だったらしい」と書いたことがあるんですが、努力のしとだな、と。
phil.jpg


 母親の回想によると、黒人とのハーフであったため、肌の色や風貌でいじめられた子供時代だったそーです。
フツーなら、それがトラウマになってルックスがコンプレックスになると思うんですが、見事にそれを逆手にとったっつー。
あの髪型、髭、上述の服装。
エキゾチックな顔は好みが別れるとこですが、ちょっと滑稽に思える佇まいが、カッチョエエんだこれが。
ベースやギターをベルトより上に構えるってオールディーズっぺーですが、それを振り上げて仰け反るアクションがカッチョエエ!っつー。脚が長いんで。

 フィル・ライノットの魅力は、バラードを作る才能とそれを歌うときの表情とかもですね。
代表的なのは「それでも君を」でしょーが、シン・リジィとしては恐らく最後のシングルと思われるA Night In The Life Of An Old Blues Singerも隠れた名曲です。
この曲の歌詞、恐らく自身を投影させてます。
生き甲斐もなく、何も持っていない少年は荒んでいき、素行の悪さから友達はいなくなり、新たに不良仲間ができても、それすら離れていくようなやさぐれっぷりにまた友達がいなくなり。
乱痴気騒ぎに明け暮れて、気がつけば今っつー。
フィル・ライノットは、シン・リジィ解散前からかなり体調を崩してたみてーで、生い先短いと思ってたんじゃねーですかね。
んで、過去を振り返って、母親に語りかけるよーに歌ってます。

「ママ。ママ、貴方の息子は、よれたブルース・シンガーになってしまったよ」

特に「築き上げたものは売り払ったよ。まるで、老いぼれのブルース・マンみたいに」みてーな箇所とか痛ましいっつー。

 この曲は、彼の死後、長らく(日本では)聴くことができなかったんですが、ライブ版が1990年代前半に発表された、既発ラスト・ツアーのライブ盤とは別の公演を収録したもんで聴けるよーになりました。
スタジオ盤は先日触れた『ヴァガボンズ・ウォリアーズ・キングス・エンジェルズ』で聴けます。
んなわけで、珍しい発表当時のWhiskey in the jarを観てみましょー。

<Whisky In The Jar/THIN LIZZY>
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