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『キャット・バルー』を名作コメディの礎として観てみる

2010年08月27日 17:29

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、昨年末から昔観た作品を中心にDVDで映画作品を観まくってます。
んで、個人的な感性から、スカム、トラッシュ、モンドとかに分類される作品や、「話題作ではなかったが、普遍的な面白さがある」っつーもんが中心です。
でも、何気にコメディ映画も観てます。
えー、僕ん中ではコメディ映画っつーのはラブ・ストーリーもんと同じどーでもええ次元にあります。
理由は「恋愛感情くすぐって夢見させたり、人を笑わせるのが簡単だと思ったら大間違いだ」っつー想いからです。

 コメディに関しては、その裏に非常な努力とインテリジェンスがなきゃ面白くねーです。
作品っつーより俳優ですけど、ロバート・デ・ニーロだって始まりは喜劇役者です。
一種宗教的な信者っぽいファンが多いんで、徹頭徹尾、生まれながらの俳優と思っちゃいますが、そーいった懐の深さや役作りは、一見低次元なとこから出発したからだと思ってます。
終始喜劇役者だった由利徹は、主要作品は笑わせキャラとしてキャスティングされてますが、NGが出まくったシーンにて、アドリブで十数回違ったネタを披露して周囲を感嘆させたっつー逸話が残ってます。
キリスト教圏じゃねー日本からすると、作品自体ぴんとこねーモンティ・パイソンの『ライフ・オブ・ブライアン』なんか、クランクイン以前に大昔の文献を一年近く読み漁り、イエス生誕当時の文化及び服装等を限られた予算で再現し、「このシリアスなテーマのどこにお笑いを捻り込むか?」と散々考えたそーです。
ここらへんは日本じゃ置き換えるもんがねーんで「日本で言ったら○○」と形容できねーですが。

 僕ぁ、コメディ映画っつーと「これでウケると思ったら大間違いだ」っつーのを色々観ましたが、好きな作品はモンティ・パイソンの『ホーリー・グレイル』『ライフ・オブ・ブライアン』、サタデー・ナイト・ライブから発生した『ブルース・ブラザーズ』『サボテンブ・ラザーズ』あたりです。他にもありますが、この四作はいつ観てもおもれーです。
僕、スティーヴ・マーティンにトラウマがありまして、どの作品か忘れましたが、すげーつまらねーのを観てから「もう、彼の出てる作品は観ないことにしよう」と思ったことがあります。
が、「これは面白い」と勧められたのが『サボテン・ブラザーズ』でして、監督も『ブルース・ブラザーズ』と同じジョン・ランディスっつーんで観てみました。
はい、おもろかったです。
『ブルース・ブラザーズ』ほど破天荒で金もかかってなけりゃ、大人向けのギャグもねーんですが、スティーヴ・マーティンが脚本も手がけたからか老若男女問わず楽しめる作品だと思いました。
んで、『ブルース・ブラザーズ』と『サボテン・ブラザーズ』は根底にあまり触れられねー作品が影響を与えてると思ってます。

 しばし廃盤だった、リー・マーヴィン主演の『キャット・バルー』がデジタル・リマスター版仕様なのにCD一枚より安い値段で再発されました。また観たいと思ってた僕ぁ、再発予定を知って予約注文し、今日届いた次第です。
えー、題名、及び、主人公のキャサリン・バルーことジェーン・フォンダっつーとこに「ジェーン・フォンダの映画」と思って観ちゃうとガッカリします。
多分、僕が『太平洋の地獄』でリー・マーヴィンに「こ、こいつは!」と思ってなかったら、同じことを感じたと思います。
だって、美人はいつでも美人でしょーが、ジェーン・フォンダが最もキュートだった頃の作品なんすから。
Cat Ballou06
Cat Ballou04

 映画ファンからすると評価は中の上あたりみてーですが、どー観てもリー・マーヴィン演じる殺し屋ストローンと落ちぶれてアル中になった伝説のガンマン、シェリーンの存在感(一人二役)にジェーン・フォンダが食われてますから。(この作品でマーヴィンはアカデミー主演男優賞を獲っている。)
Cat Ballou03
Cat Ballou01
Cat Ballou02

で、これまた西部劇マニヤからすると「なにこれ?」な演出として、ナット・キング・コールが狂言回しっぽく歌ったり、収穫祭におけるパーティ等でちゃっかりピアノ弾いて出演してます。
Cat Ballou07

これ、『ブルース・ブラザーズ』の大御所ミュージシャンがミュージカル調に演技と歌を披露してるのに通じると思います。
んで、腕利きのガンマンと思ったらアル中で酒飲まないと手が震えてまともに撃てないっつー設定は、『サボテン・ブラザーズ』の「実は西部劇俳優だけど、映画どおりの腕利きトリオと勘違いされて村助け」に通じます。(他にも黒澤作品の影響もうかがえるが。)
『キャット・バルー』が公開されたのが1965年っつーの考えると、非常に画期的だと思います。しかも、劇中は元気そうで美声を披露しているナット・キング・コールが公開直後に肺ガンで他界してるっつー、音楽ファンから見ても重要な作品です。

 しかし、俳優さんっつーのは大変な商売ですな。
『キャット・バルー』におけるリー・マーヴィンは、ストローンを演じる時は凛とした長身を活かしたもんで、アル中であるシェリーンの時は小男な風貌です。しかも、アル中を自己治療して往年の名ガンマンに戻ったときはその二役とも違った凛々しさと男臭さを醸し出してるっつー。
コメディですが、あんま笑えるとこがねーながらも、後続に与えた影響を考えるともっと評価されてもええかな、と。
Cat Ballou05
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