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ジェイソンは生きていた!

2010年06月19日 20:19

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、ジェイソンっつってもですね、映画『13日の金曜日』で、真っ先にお楽しみなカップルをバラすジェイソンじゃねーです。
ジェイソン・ベッカー。
あのね、オサレじゃねー僕が書くのもなんですが、メタル、特に往年の名作を聴いてきたメタル・ファンって服装とか恐ろしいです。所謂、ダサイ、とてもダサイです。他ジャンルに対する感性とかも。(メタボ腹でアイアン・メイデンのTシャツにデカ・サングラス、カーリーなパーマとか、今でも某所で目にできる。)
でも、それを理解してても、僕ぁ惚れたら一生っつーもんで、今でも「メタル?大好きだけど」と笑われよーが口にしとります。

 えー、先日、久方ぶりにライオットの『サンダー・スティール』を聴きましたら、ライオンなる1980年代にデビューしたバンドのドラム、マーク・エドワーズも参加してたことを思い出しました。
さて、どの曲で彼が叩いていたか?
恐らくFlight Of Warriorとかです。彼のソロ・アルバム『コード・オブ・オナー』で聴けるフィルインを冒頭で披露しとるからです。
今じゃ中古で九千円近い値が付いてますが、ライオンのデビュー・ミニ・アルバム『パワー・オブ・ラブ』とカップリングされて1990年代前半にCD化されました。
てかね、ライオンの1stフル・アルバム『デンジャラス・アトラクション』が中古で12,800円って、気でも狂っってんのかっつー。
何度も書きますよ。一生付き合える作品なら、販売価格以上払ってもええとおもうときもあります。
が、希少だからとか、そーゆーので作品の優劣無視してアホみてーな商売はやめてほしーです。
大体、『デンジャラス・アトラクション』は、僕が持ってんのは初回プレスのもんですが、1990年代にも再発されてるはずです。

 すげー話が逸れったぽいですが、違います。
ライオンの『パワー・オブ・ラブ』とドラムスのマーク・エドワーズのソロ『コード・オブ・オナー』をCD化したのはアポロン・レコードの洋楽っつーかメタル部門として設立されたFEMS(ファー・イースト・メタル・シンジケート)の尽力があったからのよーです。
FEMSは、ロードランナー・レコードの日本支店みてーな存在だったらしく、ロードランナー・レコードが傘下に収めたレーベルの作品も、CD化やCD再発しとりました。
そん中にジェイソン・ベッカーのソロ・アルバムや、マーティ・フリードマンと組んでたカコフォニー等のシュプラネル・レコード(イングヴェイ・マルムスティーンを皮切りに、速弾き専門のギタリスト作品を得意としていた。)をCD化してマニヤを喜ばせたもんです。
んで、カコフォニーのマーティ・フリードマンは、メガデスに加入、脱退、現在の「音楽版デイブ・スペクター」状態ですが、ジェイソン・ベッカーは、ソロ・アルバム『パーペチュアル・バーン』を発表しました。
これもFEMSの尽力により再発されました。
カコフォニーは「誰がどれだけ速いのか?」みてーな作品でしたが、『パーペチュアル・バーン』は高度な理論を駆使した曲もありました。

 ジェイソン・ベッカー。
速弾きギタリストが出てきては消えてく中で、異質な才能を披露しとりました。
元々、父親がギタリストだったんで幼少期からギターを弾くよーになったそーですが、楽典、しかも誰かに師事しねーと身につかねーよーな高度な理論まで独学で身につけたそーです。(小学生かそこらで対位法を理解していたそうだ。)
フランク・ザッパもそーですが、天才肌です。
『パーペチュアル・バーン』の音を今聴くと「うわぁ、ヘビメタな歪みギター」ですが、デイヴィッド・リー・ロスのアルバムに抜擢された際は渋いギターを弾いてました。
相方のマーティ・フリードマンが、彼が加入するまでセールス的にイマイチだったメガデスのリード・ギターであるより、元ヴァン・ヘイレン、ソロになってからはド派手なステージと高名なギタリストを抜擢してきたデイヴィッド・リー・ロスに、スティーヴ・ヴァイの後釜として加入したのは「やったぜ!」と思ったはずです。ルックスもよかったですし。
$Soul Kitchen(仮)

 悲劇はいつだって起こります。誰だってそーです。
デイヴィッド・リー・ロスの『ア・リトル・エイント・イナフ』制作中、左脚に怠さをおぼえたそーです。
んで、それが左腕、左半身に広がり、病院で診察を受けた結果、ALS(筋肉の萎縮と筋力の低下を及ぼす難病。現在も有効な治療法は確立されていない。)と診断されました。
この病、現在どこまで治療が進歩したかわかりませんが、彼が発症した当時は「余命五年」が当たり前でした。

 デイヴィッド・リー・ロスとの仕事を終えると、病状が急激に悪化したことから脱退。ソロ・アルバム『パースペクティヴ』の製作にとりかかります。
恐らく、遺作にするつもりで挑んだと思われます。
脳みそが働けばいい職業ならともかく、ギターが弾けなきゃただの病人っつー事実は、フツーなら自殺してもおかしくねーです。
で、なんとか完成させましたが、途中、ギターが弾けなくなるまで病気が進行してしまい、シュプラネル・レコーズ時代にトリッキーな奏法でデビューした、マイケル・リー・ファーキンスに弾いてもらうパートがあります。
で、この作品、今で言うDTMと肉体がギターを弾けるうちに録音した曲との融合です。
当時、ギターが売りのミュージシャンで、作曲やそれを再現してくれる機材を使いこなすしとは少なかったと思います。

 僕の記憶が正しければ、エディ・ヴァン・ヘイレンがジェイソン・ベッカーと対面し、ヴァン・ヘイレンが一部ギターをリレコーディングし、デジタル・リマスターを施して再発されつっつー噂を耳にしたんですが、実現されてねーですね。
ただ、再発に伴いジャケットを変え、『パースペクティヴ』は今でも輸入盤にて安価で購入できますが。
他、難病故、治療費がバカにならんので、プロ・デビュー前の音源(音圧がばらばらでファン以外には薦められない。)をCD化したり、収益を治療費にあてるっつー、そうそうたるギタリストが集まったコンサートも行われました。

 今でもそーかも知れませんが、治療法が確立してねーALSを発症して二十年目にして、ジェイソン・ベッカーは生きております。
ただ、もはや目を動かすことしかできねー状態らしーですが。
それでも、視線を感知するPCにて、作曲を続けているそーです。
まさに、パーペチュアル・バーン。燃え尽きることなき炎ですね。
んなわけで、今日は彼がALS発症時に作曲、録音していたRainを聴いてみましょー。
一般的に名盤・傑作と語られる類とは異なりますし、メタル・ファンには薦められねーですが、『パースペクティヴ』は音楽フリークならたまらない魂の結晶だと、僕ぁ思っとります。

<Rain - Jason Becker>
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コメント

  1. kouta | URL | 79D/WHSg

    1 ■生きていたのか!

    高校時代に、メガデス好きの流れで、カコフォニーのアルバムと、彼が病の中編集し続けたというアルバムを買いましたよ。

    あのアルバムに入っていた、「星に願いを」はすごかった。あれだけ早く流麗なフレーズと、エモーショナルなチョーキングとビブラートを使いこなせるのは彼しかいないと感じましたね。

    相方のマーティーは現在日本でギターも弾けるデイブスペクターみたいな扱いになっていて、ちょっと悲しいですが、プライベートでも非常に仲が良く、病のジェイソンを励ましに何度も行ってたらしいので。。今も親交があると期待したい

    いあーしかし驚いたw
    この前久々に、10年振りくらいに、ジェイソンのアルバム聞いてた直後に、まさか知ってる人のブログにその話題が出てくるとはwww

  2. ハンク | URL | 79D/WHSg

    2 ■Re:生きていたのか!

    中一の頃、同級生の兄ちゃんに録音してもらったテープ。『スピード・メタル・シンフォニー』(カコフォニー)、『ストリート・リーサル』(レーサーX)、『スタンド・イン・ライン』(インペリテリ)。
    フツー、メイデンの『魔力の刻印』とかからススメるだろ!っつー(笑)
    まあ、『スピード・メタル・シンフォニー』の最後が「速弾きをサーカスとバカにしてはいけない」な数少ない一曲と今でも思ってますけど。

    「星に願いを」は、中学生くらいの頃の音源だった記憶が。(デビュー前とオフ時の音源が混ざってたんで不確。)

    マーティとは今でも親交あると思いますよ。
    youtubeで見た、ポール・ギルバートと「出たボールに書かれた文字から始まるバンドの曲を早く弾けた方が勝ち」なゲームで、ポールはレーサーXでOK出たのに、マーティは「か」でカコフォニー弾いて「マイナー過ぎる」とダメ出しされてたんで。

    現在、メタルを聴かない人にとって、マーティはコメディアンの位置づけみたいです。
    「でも、この人、昔有名なバンドにいたんですよね?」とか。

    ジェイソンの消息は、思いつくと調べちゃいますね。
    「視線で作曲」は何年も前の近況ですけど、ヴァイ、サトリアーニらもチャリティーに参加するくらい認められてたギタリストなんで、何かあれば日本でもニュースになるはずです。
    http://jasonbeckerguitar.com/
    で現在の彼の写真が見られますよ。

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