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今思えばカルト映画

2010年01月30日 21:46

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。

あー、『ブラック・レイン』を20年ぶりに観ました。

2006年にデジタル・リマスターされたやつです。

んー、1989年上映作品なんで、劇的に「すげぇ!!」っつー変化はねーですが、確かに若干映像がキレイになってました。

んで、改めて観たらキャストが豪華じゃなかったらカルト映画ですね。結構キテますよ色々と。

ただ、先日の飲み会でデロリが指摘した「工場に通勤する作業員が自転車でまるで中国」のシーンは、マイケル・ダグラス演じるニックが松田優作演じる佐藤とその一味を追跡するために「自転車邪魔!」みてーなハラハラ感を出すためだと思いました。

実際、トラックの荷台に乗って工場へ向かうグループも映ってるんで。それでも、いつの時代の日本だよってもんですが。



 しかし、「カルト映画だな」と思った点は多々ありますが、アメリカ人から見た日本で「これはちょっと...」と思うことはよくあります。でも、それがマイナスに働いていないのは豪華キャスト陣によるものかと。

松本警部補が「お堅くて勤勉」っつー「眼鏡かけてカメラぶら下げてる」のと似たよーなイメージなんですが、高倉健をもってくることによってプラスに作用していると思いました。

んで、僕ぁてっきり監督やキャスティング担当が「おう、日本でウチと対等な役者よこせ」と要求したと思ったら、特典の関係者によるコメントで、松田優作はオーディションで佐藤役を獲得したそーですね。

今観ても不気味です。日本の俳優がハリウッドの映画に出演っつーのは結構あると思いますが、設定が「渡世の仁義を無視して成り上がったヤクザ」っつーもんですが、ヤクザでもなく殺し屋でもなく、とにかく不気味です。

やはり、物語が佳境に入る寸前の不適な笑みとか戦慄もんです。ただ、ネタバレになりますが、クライマックスで不気味な佐藤からフツーの佐藤が垣間見られるシーンが二箇所ありました。

一箇所は、バイクで逃走するシーンでマイケル・ダグラスともみ合いながら詰めた小指の痛みを気にする演技、そして「ここで押し倒せば俺を殺せるぞ?まあ、年貢の納め時か」と柔らかに笑うシーンです。シリアル・キラー佐藤から血の通った佐藤に変わる瞬間ですね。



 なんでも、この映画は続編を想定して制作されてたそーです。

なので、クライマックスで二通りの展開を考えてたっつー。結局、続編前提のクライマックスで終わっちゃうんですが、撮影中、自身が癌で余命幾ばくもないことを松田優作が隠してたことで続編は作られなかったんですが。てか、松田優作抜きで続編作られても「まぁたハリウッド映画のビョーキが始まった」と思うでしょーから、制作しなかったのはええことだと思います。

んで、当初この作品は四時間に及ぶもんだったそーで、それを商業主義的な意図から二時間に再編集せざるを得なかったそーです。結果、カルトっぽいけどテンポよくストーリーが進む映画になたとは思いますが。

ちょっと未公開シーンが観たいですね。(松田優作に焦点を当てたシーンが結構ある模様。)



 見終わった後で、大阪を過剰に派手な街として撮影しちったから同監督が手がけた『ブレードランナー』と対比すべき作品と評価されてるみてーなことを知りましたが、僕ぁ『フォーリング・ダウン』と対比してーな、と。

『フォーリング・ダウン』は同じくマイケル・ダグラス主演ですが、こちらは「離婚した孤独な男性」っつーとこは同じ設定ですが、クソ真面目な会社員が通勤途中の渋滞でブチ切れて、本音をぶちまけ、凶行が増幅していくっつー内容です。これ、ここ数年の日本の世相と通じるもんがあるんで、今度また観てみよーと思います。

マイケル・ダグラス曰く「商業的に成功したものも失敗したものもあるが、思い入れのある作品は『ブラック・レイン』だね」とのことですが、僕ぁ『フォーリング・ダウン』ですね。やっぱ女たらしな俳優がクソ真面目な会社員っつー設定で話題にならなかったんすかね。僕、なんかの同時上映で観て、それよりインパクトがあって「いつかまた観たいな」と思ってましたから。
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