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やっと見れました

2010年01月05日 20:38

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。

あー、灯台もと暗しといいますか、「全国展開の店なのに、なんで料金が100円以上高ぇんだよ!」と思ってた都内のTSTAYAで、見たくて仕方ねー親父どんに先駆けて『地の涯てに生きるもの』を見つけて借りてきました。(ネットで在庫状況を調べられるが、VHSとか大昔の作品は在庫状況不明だったりする。)

「名作シリーズ」として再発されたもんだと思いますが、それとて大昔なんで劣化ノイズが数カ所あるものの最後まで見られました。



これは本当に50年前の映画なのか?



色々とめたくそ感動しました。



 僕を知るしとにとっては意外かもしれませんが、遺跡や自然の風景を映像で見るのが好きです。映画だと『ディープ・ブルー』とか、TVを持ってたときは『世界遺産』(TBSの番組で数少ない良コンテンツだと思う。)は正座してわくわくしながら見入ります。

んなわけで、感動した最たる部分。ロケ地の映像が最高です。映像や絵がわからん僕が思うんですから、かなりのもんです。

『世界遺産』とかみてーに最新技術で萎えない程度に加工したもんもええですが、「この臨場感はなんだ?」と。

当時の知床をここまで自然体かつ美しく撮るって職人さんはすげーな、と。

ほら、よくロケ自慢で風景をパンニングしながら見せるのとかあるじゃねーですか。あんなんは萎えるんです。逆に「残酷な大自然が云々」とか言いつつ張りぼてなコントっぽいセットを映し出されて爆笑する方が百倍マシです。

『黒部の太陽』は石原裕次郎のこだわり(「映画はフィルムで見る物」という映画人としてのもの。とはいえ、今世紀の映画館の多くはプロジェクターだと思うが。)と遺言的意志からメディア化されねーですが、『地の涯てに生きるもの』は森繁久彌追悼・制作50周年記念として、是非、再メディア化して欲しいです。

1960年の作品ですから、ナレーションも堅苦しいもんですし、漁師の風習とかに触れたことがないしとは物語をあんま楽しめないとは思いますが。



 僕ぁ、漁師上がりの土方の息子ですから、原作はあれども、風習、方言等々が付け焼き刃じゃねーっつーか、所謂ガチで挑んだ作品なんだっつーのが伝わってきました。

キャストも由利徹や山崎努とかが脇役固めてていい味出してます。動物を演出に使うにしても、非常に自然な感じがしました。『仔猫物語』とかよりずっと。

ただ、感動的なシーンが結構ありますが、見終わった後はダークな気分になります。

森繁久彌演じる浦田彦市の、家族や財産を自然や戦争で全て失い、老いて「人間なんてつまらんもんだ」っつー独白や、亡き息子の婚約者に素性を明らかにせず「思い出は美しく遺しておくべきじゃ。今のあんたにゃ酷な言葉とは思うが」っつー台詞がキーですね。

度々、「海を愛するが故、海と生きる」っつーシーンがあるんですが、後半に「(様々な想いを込めて)わしも海が憎い!...じゃが、漁師に愚痴は禁物じゃ」っつー台詞が上手くリンクしてるな、と。

極寒の中、猫を相手に孤独を紛らわすのに回想する思い出の殆どは残酷なもんなんですが、それを美しく心の奥にしまっておきたいっつー気持ちが垣間見られて、いい脚本、いい演技だと思いました。

僕ぁ、こーゆー映画を見たいんです。
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