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思い出の一曲【The Jean Genie/David Bowie】

2009年11月09日 10:38

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。

あー、今も似たよーなもんですが、23歳から25歳くらいまで、まるで光合成ができねー植物に水やりしてるみてーな生活してました。

カッチョよく言うと、精神的にいっぺん死にかけたっつーんすか?まあ、酷い有様でしたわ。

僕の携帯電話の電話帳には結構なしとの連絡先が登録されてますが、その大半が約二年で関係切られたしとのもんです。間違って全部消去すると怖いんで、ほったらかしなんですが。

僕に友達が少ねー理由の一つです。

故郷の閉塞的な空気に喧嘩売るよーな口叩いて上京しまして、故に帰省してもつるむ奴は二人くらいしかいません。

これもまた僕に友達が少ねー理由の一つです。



 今夏、作編曲を学んでいた頃に知り合った友達と、十年ぶりに再会しました。

僕がアホなことして痛い目に遭ってなけりゃ、ちょくちょくつるんでいたかも知れません。

彼と最初に会ったのは、音楽学校の二階の教室前だったと思います。

一人が「ミック!」と呼びました。

輪に向かって歩いてきたのは、ベルボトムを履いてぴちぴちのTシャツを着た細い奴でした。

第一印象は「こいつ、脚長ぇなぁ」と。身長が180cm以上に思えるくらいでしたから。

僕が172cmちょっとで彼が175cmですから、かなり手足が長い体付きだと思います。

しかし、「日本人離れした風貌だからミックと呼ばれているのか?」と不思議に思っていると、呼びつけた奴が言いました。

「首長族ミック・ジャガー」

あー、つまり、首、手足が長くて細いから、ミック・ジャガーみたいだという意味だったわけです。

今でも思うんですが、デビュー期のデイヴィッド・ボウイのが似てたと思うんですが。大体、アーティストの名前をあだ名にされる奴って、顔が似てるっつー理由ですから。



 学科が違うんで、ミックとはあまり顔を合わせることがなかったんですが、印象としては数人でいるとあまりイカレたオーラを発しておりませんでした。

が、僕と二人でいると、かなりイカレとりました。

たとえばですね、僕が電話で友達と話しててですね、どういった流れか忘れましたが、ミックに電話を代わりました。



「(下手に出る口調で)あ、初めまして、ミックと申します。ところでお名前は?」

「○○××だけど」

バカヤロウ!そんなこたぁ聞いてねーんだよ!ウハハ!」



もーね、文字にするとイマイチですが、話す抑揚と間が絶妙でして、僕の笑いのツボにくる感覚がコズミックなわけですよ。

他にもですね、二人で甲州街道沿いをテコテコ歩いてたらですね、向こうからホスト風の男二人組が歩いてきました。



「ハンクさん、あのね、僕、ほら、こっち向かってきてる奴ら、ホストみたいな奴。あーゆーの大っ嫌いなんですよ。ぶん殴ってやりたいんです。なんでかというとですね...」



それまで、前方の男二人を見ていたのに、いきなり横向いて駐車してあった真っ赤な車を指さしてこうですよ。



「トマトジュース!」



これまた文字にするとイマイチですが、まるで台本でもあったかのよーに、テメーでテメーの話ぶった切って「トマトジュース!」ですから。

因みに、このネタを使用するとミックからコーシー一杯請求されますから気をつけてください。いや、実際やったら頭おかしくなったと思われるから勧めませんが。

まあ、他にも、会わないでいた期間も必ず年始の挨拶をくれるんですが、元旦から仕事の僕の携帯電話に明け方4時頃電話してきて奇声を発しながら「あ、ハンクさん、どうも、あけましておめ、おめ...ウキャキャヒョ△×※●!!!!!とか色々。

いや、病理的なもんじゃねーんですよ。狙ってやってるから面白いわけですが、この勢いっつーんすかね、僕にとってニール・キャサディ(注)的な存在ですね。

だって、ヤバくて書けないことのが多いんすもん。



 ミックと共通の友達と二年に一度くらいのスパンで会ってんですが、何年か前に「今ミック、ホストやってるよ」と耳にしました。

ちょっと驚きましたが、イカレポンチの向こう見ずですから、「毒を喰らわば皿まで、か?」と思いました。

世間様な感覚のしとにとっては「おかしな奴」でしょーが、上述のよーな言動や行動っつーのは感性に裏打ちされたもんだったりします。

実際、知り合った頃に「こういう世界観を実現したい」と、「トマトジュース!」からは想像もできない繊細さを垣間見せることもありましたから。

彼の声や歌唱力、佇まいに惚れ込んでおりましたが、そういった内面的な部分もあり、拘り続けてきました。

で、十年ぶりに会って、ホストをやっていた話題が出ました。僕が感じていたことと若干異なっていましたが、やはり狙いがあってのことだったのです。

ミックは神妙な顔つきで言いました。



「ハンクさん。僕、このミックという男がね、嫌悪感を抱いているもの、つまりホストですが、それを経験することによって僕はどう変わるのか?何を得るのか?そう思っていたんです」



池上遼一の劇画だと、この後、斜め45度で「つまり○○だ!」キリッ!ときて、僕が口を開けて「!!」となる流れです。



なーんも無かったです。やっぱクソです。やってる方も来る客も。あの世界は。ウハハハ!」



なんだよそりゃっつー話ですが、安心しましたね。「いやーウハウハだったんですけど、店長を血達磨にしてクビんなちゃいまして」とかならガッカリだったんで。



 ミックの顔を思い出すと、脳みその中に流れ出す曲があります。デイヴィッド・ボウイのThe Jean Genieです。

一緒にボウイのPV集みてーなビデオを見たんですが、そん中の一曲がこれでした。

もしかしたら他の曲の映像かもしれませんが、ミック・ロンソンにデイヴィッド・ボウイが絡んでいくっつーもんで、これがシュールっつーか二人のツボで「ウヒャヒャ!ヤバイヤバイ!こいつらヤバイ!」みてーに大笑いして見ました。

でも、youtubeで見られるThe Jean GenieのPVはバンド全員が映ってます。んー、映像の強烈さと、The Jean Genieの曲がもたらす(やみつきになる)インパクトで記憶がごっちゃになってるのかも知れません。



The Jean Genie/David Bowie




しかし、いくら思い出の曲っつっても、二人でカヴァーする気はねーです。だって、笑いこらえるのが大変ですから。

何がおかしいんだ?と問われれば「感じない奴にはわからない」と答えるほかねーですね。ウハハ!





ニール・キャサディ:詩人で作家のジャック・ケルアックによる代表作『路上』(原題『On The Road』の正確な意味は「旅」)に登場するディーン・モリアーティのモデル。

ケルアックの分身である「僕」ことサル・パラダイスの破天荒な友人として描かれている。

その自由奔放な生き方はケルアック及び、彼の周辺にいたウィリアム・バロウズらにも影響を与えた。しかし、作品と呼べるものの一つも遺さずメキシコで轢死自殺を遂げた。

自殺に至るまでの間、チャールズ・ブコウスキーとも親交があり、キャサディの自殺を知り「ニール、ついに死に場所を見つけたか」と綴り、これをきっかけに、邂逅した当初は「現在最高の詩人と俺は共にいる」と惚れ込んでいたケルアックに対し敵対視するような感情(更に注)を抱いたようだ。しかし、ケルアックもキャサディ自殺後の翌年に他界している。

映画『死にたいほどの夜』はキャサディの生涯を描いている。

『路上』も映画化される予定で、ジャン・リュック・ゴダールが映画化権を手にしていた。記憶が定かではないが、ゴダールがハリウッド撤退時に負債を削減するため権利を手放したはず。



敵対視するような感情:『路上』は血気盛んな年頃に読めば影響を受けると思うが、冷静に読むとディーン・モリアーティの存在が無ければ「長ったらしい旅の記録」と思え、作品の性質上やむを得ないとは思うが主人公よりも存在感が強い印象を受ける。このことから、ブコウスキーは「ジャック・ケルアックがニール・キャサディを利用し、結果、キャサディを破滅に追いやった」と憎しみを覚えたものと思われる。晩年の作品でも『路上』と思われる作品を貶すくだりがある。

ケルアック自身も当時のムーブメントで祭り上げられ、世間の固定観念から破滅に追いやられたとも思われる。

他、ブコウスキーはウィリアム・バロウズも貶しているが、評伝によると、強い憧れからくるものだったらしい。ブコウスキーは少年期からの性格か、全く異なる方面の書物も読んでいた。バロウズはブコウスキーを完全に無視していたが。

しかし、キャサディは作家や詩人という肩書きが無いからか、ブコウスキーとの交遊関係を詳しく追求したものは無い。キャサディ自身が文字として遺したものが無いため、キャサディ側の記録との事実関係を確認する術が無いからかも知れない。
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