2009年06月23日 21:51
こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、33歳にもなって、飯事程度ですが筋トレしてジョギングしたり、ギターを練習するよーになるとは思いませんでした。
人間いついかやるときどいなるか。いや、勝負は下駄を履くまでわからんもんです。
でも、でもですね、同時に「やっぱ人間って不平等だよなぁ」と痛感しとります。
僕、ギター弾きながら歌えません。
吹奏楽部だったっつー過去もあり、本気で歌うと声域は狭いものの全身使って歌うタイプなんで、8ビートでズクズク弾きながらでもダミなんです。
更に、リズム感は恐らく平均以下。手足の分離も全くダミです。
僕がリズム感0と思ったのは中学の頃です。
以前の記事でも度々書きましたが、僕、ドラムが好きです。
当時はメタルが好きで仕方ありませんでしたが、メタル/ハードロックでも好きなのはイアン・ペイスやミッチ・ミッチェルみてーな小手先が器用でスウィングしてるしととか、コージー・パウエルみてーに聴いててスカッ!として、そう、全盛期のマイク・タイソンみてーにスカッ!として、見栄えもいいドラマーが好きでした。
スカタンスカタン!とかズドドドドド!っつー、手数が多いだけやスピード重視のドラマーにはあんま魅力を感じませんでした。
んで、僕ぁ、ディープ・パープルのListen,Learn,Read OnやBurnみてーなドラムが叩きてーと部活のパーカッション・リーダーに教えを乞いました。
中学生なんで当たり前ですが「こえんたスネアのストロークはわでも無理だじゃ」(こんなスネアのストロークは僕でも無理だよ、の意。)と言われつつ、ならばスネアのイロハだけでも教えてくれと迫りました。
<10分後>
「ハンク、おめだばセンスねーじゃ」(ハンクくん、君にはセンスがないね、の意。)
そうです。手足の分離以前に、スネアの叩き方すら上達の見込み無しと断言されてしまったのです。
んなわけで、フランク・ザッパ時代のテリー・ボジオを見ると「不公平極まりない!」と思うのです。
ドラム叩きながら歌う、吠える、演技するっつー。しかも、ドラムの手数と安定感がとんでもねーという。
フランク・ザッパの自伝にて「俺がギターの達人だなんてとんでもない。弾きながら歌えないし、フレット・ボードを見ながらじゃないと弾けないのだから。ただ、思い浮かんだフレーズが弾けるだけで。それもそろそろ難しい歳になってきたが」なんて書いてましたが、ちょっと慰められつつも「てか、アンタ、リズム感や音感、音響耳がハンパねーじゃん!」と、またもや「不公平だ!」と思ったのです。
こんな、あー、教師に「オマエは何やっても駄目だな」とか「次の問題の答え。無気力ハンクに答えてもらおう」とか言われて育った僕ですが、ダミな奴はダミなりに優等生、おお、憎たらしい!僕もセンセーどものお気に入りになりたかったぜコノヤロウ!と、ねじ曲がった性根ながらも「フヒヒ、これなら平等だ」と思うことがあります。
えー、16歳でバンドを組んでから22歳まで音楽と密接な付き合いをしてきた身として、以前から不思議だったんですが、リズム感とかテクニックとかポテンシャルの高いしとに限って、アヴァンギャルドとかサイケな方向にシフトしがちです。ありゃなんですか?
んで、大体つまんねーです。
確かに、ジャズでもロックでも、最初にそーゆー方向に行っちゃったしとって、まとまな曲や演奏すれば天才扱いされるよーなのばっかですが、巷の有象無象より優れてるしとが同じことやっても、なんか違うっつー。
ディレイいぢってて思ったんですが、空間系のエフェクターって、ギターが巧いしとが使うと、イメージ的に「キレイ」なもんを感じ取れます。僕みてーな下手っぴで知識もねー奴が使うと「デロデロ」なもんを感じ取れます。
更に、巧いしとって、「お、こりゃええ!」と思ったことを計算づくで再現しようとする傾向にあると思います。下手っぴは「お、今のはなんだ!?」と思いつつ、再現しよーなんざ毛頭思わねーという。ここら辺は「メソッドに沿ってないと無意識に気にくわない」っつーのと「どーでもえーや、面白けりゃ」っつー感性の違いかと思います。
だって、僕、リッチー・ブラックモア大好きですけど、彼がライブで弾くブルースとかつまんねーですもん。ギター弾けるしとならわかると思いますけど、あのしとってリズム感良すぎて「どーでもえーや」っつータイプじゃねーですもん。
ブルースとサイケな音を同列に語るのは間違いですが、ピンク・フロイドの『夜明けの口笛吹き』を聴くと上述のことを思うわけです。
当時リーダーだったシド・バレットは、後釜のデイヴ・ギルモアと比べると、テクニックとかは遙かに劣るギタリストだと思います。
が、空間系のエフェクターが存在しなかった時代に、「天の支配
」とかの奏法っつーか音響効果を思いついて実践したっつーのは凄いことだと。今じゃディレイとかの設定で再現できますが。
んなわけで、こーゆーことを慰めに「僕はこんなことやります」っつーのを色々模索しとります。
八月、約一年半ぶり、スタンダードなギター・チューニングじゃ十二年ぶりに暑苦しいハコで弾かせてもらいますが、初めてちんぼこをまんちょこに突っ込む心境でございます。
間に合えば、僕が16の頃に初めて歌った曲をギター弾きながら披露したいんですが。ヒット・ザ・なんちゃらって曲。あのチープな曲から始まったので。
あー、33歳にもなって、飯事程度ですが筋トレしてジョギングしたり、ギターを練習するよーになるとは思いませんでした。
人間いついかやるときどいなるか。いや、勝負は下駄を履くまでわからんもんです。
でも、でもですね、同時に「やっぱ人間って不平等だよなぁ」と痛感しとります。
僕、ギター弾きながら歌えません。
吹奏楽部だったっつー過去もあり、本気で歌うと声域は狭いものの全身使って歌うタイプなんで、8ビートでズクズク弾きながらでもダミなんです。
更に、リズム感は恐らく平均以下。手足の分離も全くダミです。
僕がリズム感0と思ったのは中学の頃です。
以前の記事でも度々書きましたが、僕、ドラムが好きです。
当時はメタルが好きで仕方ありませんでしたが、メタル/ハードロックでも好きなのはイアン・ペイスやミッチ・ミッチェルみてーな小手先が器用でスウィングしてるしととか、コージー・パウエルみてーに聴いててスカッ!として、そう、全盛期のマイク・タイソンみてーにスカッ!として、見栄えもいいドラマーが好きでした。
スカタンスカタン!とかズドドドドド!っつー、手数が多いだけやスピード重視のドラマーにはあんま魅力を感じませんでした。
んで、僕ぁ、ディープ・パープルのListen,Learn,Read OnやBurnみてーなドラムが叩きてーと部活のパーカッション・リーダーに教えを乞いました。
中学生なんで当たり前ですが「こえんたスネアのストロークはわでも無理だじゃ」(こんなスネアのストロークは僕でも無理だよ、の意。)と言われつつ、ならばスネアのイロハだけでも教えてくれと迫りました。
<10分後>
「ハンク、おめだばセンスねーじゃ」(ハンクくん、君にはセンスがないね、の意。)
そうです。手足の分離以前に、スネアの叩き方すら上達の見込み無しと断言されてしまったのです。
んなわけで、フランク・ザッパ時代のテリー・ボジオを見ると「不公平極まりない!」と思うのです。
ドラム叩きながら歌う、吠える、演技するっつー。しかも、ドラムの手数と安定感がとんでもねーという。
フランク・ザッパの自伝にて「俺がギターの達人だなんてとんでもない。弾きながら歌えないし、フレット・ボードを見ながらじゃないと弾けないのだから。ただ、思い浮かんだフレーズが弾けるだけで。それもそろそろ難しい歳になってきたが」なんて書いてましたが、ちょっと慰められつつも「てか、アンタ、リズム感や音感、音響耳がハンパねーじゃん!」と、またもや「不公平だ!」と思ったのです。
こんな、あー、教師に「オマエは何やっても駄目だな」とか「次の問題の答え。無気力ハンクに答えてもらおう」とか言われて育った僕ですが、ダミな奴はダミなりに優等生、おお、憎たらしい!僕もセンセーどものお気に入りになりたかったぜコノヤロウ!と、ねじ曲がった性根ながらも「フヒヒ、これなら平等だ」と思うことがあります。
えー、16歳でバンドを組んでから22歳まで音楽と密接な付き合いをしてきた身として、以前から不思議だったんですが、リズム感とかテクニックとかポテンシャルの高いしとに限って、アヴァンギャルドとかサイケな方向にシフトしがちです。ありゃなんですか?
んで、大体つまんねーです。
確かに、ジャズでもロックでも、最初にそーゆー方向に行っちゃったしとって、まとまな曲や演奏すれば天才扱いされるよーなのばっかですが、巷の有象無象より優れてるしとが同じことやっても、なんか違うっつー。
ディレイいぢってて思ったんですが、空間系のエフェクターって、ギターが巧いしとが使うと、イメージ的に「キレイ」なもんを感じ取れます。僕みてーな下手っぴで知識もねー奴が使うと「デロデロ」なもんを感じ取れます。
更に、巧いしとって、「お、こりゃええ!」と思ったことを計算づくで再現しようとする傾向にあると思います。下手っぴは「お、今のはなんだ!?」と思いつつ、再現しよーなんざ毛頭思わねーという。ここら辺は「メソッドに沿ってないと無意識に気にくわない」っつーのと「どーでもえーや、面白けりゃ」っつー感性の違いかと思います。
だって、僕、リッチー・ブラックモア大好きですけど、彼がライブで弾くブルースとかつまんねーですもん。ギター弾けるしとならわかると思いますけど、あのしとってリズム感良すぎて「どーでもえーや」っつータイプじゃねーですもん。
ブルースとサイケな音を同列に語るのは間違いですが、ピンク・フロイドの『夜明けの口笛吹き』を聴くと上述のことを思うわけです。
当時リーダーだったシド・バレットは、後釜のデイヴ・ギルモアと比べると、テクニックとかは遙かに劣るギタリストだと思います。
が、空間系のエフェクターが存在しなかった時代に、「天の支配
」とかの奏法っつーか音響効果を思いついて実践したっつーのは凄いことだと。今じゃディレイとかの設定で再現できますが。
んなわけで、こーゆーことを慰めに「僕はこんなことやります」っつーのを色々模索しとります。
八月、約一年半ぶり、スタンダードなギター・チューニングじゃ十二年ぶりに暑苦しいハコで弾かせてもらいますが、初めてちんぼこをまんちょこに突っ込む心境でございます。
間に合えば、僕が16の頃に初めて歌った曲をギター弾きながら披露したいんですが。ヒット・ザ・なんちゃらって曲。あのチープな曲から始まったので。
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