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Anger Management/FiRESiGN

2011年01月31日 17:16

【今日の記事は本題の他、30~40代には懐かしい名前が出てきます。】

 こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。
あー、FiRESiGNの紹介です。

Firesign-Anger-Management.jpgAnger Management
(2007年リリース)

1. Pressure
2. Explode
3. Samsara
4. Stigma
5. Cyber-Haters
6. Unjustified
7. No More Dream Girl
8. Dystopia
9. Hammering the Way Out
10. Rise from the Ashes
11. My Soul



【この作品を一言で語るなら「どうせならインダストリアルかブリット・ポップ風にすりゃよかったのに」。】

 山田雅樹によく触れますが、そりゃやっぱ、同じ北海道出身ってことと、性春時代、つまりセンズリ三昧な十代前半に聴きまくったバンドで歌ってましたから。
EZOとラウドネス。

 ラウドネスはオリジナル・メンバー時代も、マイク・ヴェセーラ時代も聴きましたけど、山田雅樹とX Japanを脱退したベースの沢田泰司が加入した、セルフ・タイトルのアルバムは衝撃的でした。
loudness.jpg
音の分離がしっかりしてて、まだ演奏の巧拙がわからんガキでも演奏力の高さがうかがえる名盤です。
なんでも、リマスターしたもんが予想以上の高音質らしいんですが、発売当初のもすげークリアーです。
ジャケットも横尾忠則のトリック・アートでして、良い意味でメタルのジャケっぽくなかったです。勝負に出たって感じでしたねぇ。
ただ、日本国内じゃ過去最高(当時人気絶頂だったX Japanを脱退した沢田泰司加入も大きいと思う。)のセールスながら、海外じゃダミだったみてーです。
てか、時期が悪かったですね。
僕、高一の頃だと思いますが、このアルバムからPray For The DeadとFirestormをバンドでコピーして唄いました。
ブルース・マンの歌唱法を研究する前で、ケッコー高いキーが出てたんですが、どーやって唄ってたんすかね?
記憶に残ってんのはPray For The Deadは最初のトーンを外さなきゃ「タンマ!もっかい!」にならなかったことですね。

 ともあれ、今聴くとそんな悪い作品でもねー『ヘヴィ・メタル・ヒッピーズ』(1996年頃なら「ストーナー・メタル」と呼ばれていたと思われる佳作。もしくは、アルバム・タイトルの名義だったら当時叩かれなかったと思われる。)を挟んで、リーダー高崎晃の「親父から届いた年賀状から氣が発せられていた」っつー「新興宗教か?それとも紙にハマったのか?」っつー発言をきっかけに製作したソロ・アルバムから、「インド三部作」なるもんが続き、インドっつーよりバンコクなジャケがよくて買ってましたが結構辛いもんがありました。
ラウドネスらと並んで日本を代表するメタル・バンド、アンセムのベース柴田直人も参加し話題性はあったんですが、ほぼ高崎晃のソロ・バンド化してたんで、曲が...。
india.jpg
最終作『エンジン』のジャケに写ってるネーチャンが好みで、三部作買っちゃいましたが、流石の山田雅樹もコンディションが思わしくねーよーに思え、ファンもライブでの高崎晃の奇行や発言(注)にどん引きしすること多々あり。
今世紀に入りオリジナル・ラインナップに戻りましたが、若い世代をファンにつけよーっつーアルバムが多いよーで、こーゆーのに山田雅樹のが適材なのになぁ、と。
なお、ヴォーカルである二井原実の変貌ぶりにたまげました。(かなり肥えた。)

 ラウドネス脱退後、山田雅樹はSNAKE BITEっつープロジェクトを企画してたはずです。
が、同時期にNYで広島出身のAYAと知り合い、彼女が1998年から始めたFiRESiGN(綴りをオフィシャル表記にしているのは、オーストラリアに同名のバンドが存在するので。)になんと、ベースとして参加したっつー。
で、NY在住故か同時多発テロの犠牲者に捧げたシングルを発表し、2007年にやっとこフルレンス・アルバムとして発表されたのが本作です。
2011年現在、バンドとして活動しとるよーですが、この二人のプロジェクトっつーのが前提みてーです。
ayamasakki.jpg

 で、こり、音的にデモ・テイク集です。
各曲は悪くねぇです。なので、駄作とは言い切れねぇです。
問題は、おそらく現在は正式メンバーになっとるギターが参加した曲以外、ギターは薄っぺらく、なんとドラムが打ち込み。
しかも、抑揚のないダダ打ちと、金物系の音が「いつの時代のよ!?」っつーもんで、そりならファクトリー・ノイズやエレクトロニクス・ビートのがええです。
んで、こりが一番のネックだと思うんですが、ヴォーカルのAYAが線の細い声ってとこです。
バラードであるNo More Dream Girlはええんですが。
山田雅樹もコーラスで参加しとる曲が結構あるんですが、かなり音圧下げとるのに個性的な声も相成ってAYAより目立ってるっつー。
ラウドネス時代最後の『エンジン』じゃ「衰えはえーなぁ」と思ったもんですが、ありゃかなり無理してたんだと痛感。
なんとなんと、あの声はまだ健在です。
二人のバンドっつーかプロジェクトであることは変わりねーみてーですが、現在はちゃんとドラムもいるみてーなんで、次作は大分よくなると思います。
んー、でも、メタル、てか、ハードロックな曲調でいくなら、ヴォーカルのキー下げたほーがええよなぁ。
OZ時代のカルメン・マキみてーならともかく。
なんで限界ギリギリっぺぇハイトーンで唄うのか?
ただ、欧米人にはファニーな印象を与えて新鮮かも知れねーですが。
なお、日本国内で取り扱っとる店が少ねぇんで、希少価値から既にアホみてーな値段で売ってる輩がおりますが、適正価格で入手できなかったらiTunesストアで音楽ファイルの購入をお勧めします。

 youtubeにアップしたライブ映像削除(ガブリエル・タナカなる人がアップした劣悪なものはある。)や、マイスペースを閉鎖、新たにHPを開設するもコンテンツが設置される気配がねーんで、解散したのかと思ったら昨年のインタビューが行われとりました。
で、結構、びっくり。

・AYAはバークレー音楽院に通っていた。(それにしては色々と...。)
・AYAは黒澤映画が好き。
・AYAのフェイヴァリット・シンガーはジャニス・ジョプリン...と山田雅樹。
・上記の発言に山田雅樹は「今の俺はデブでよれた奴だよ」と自虐的に笑う。(シンガーに戻るつもりは無いようだ。)
・AYAが「日々鍛錬し、モチベーションを保っている」という発言に山田雅樹は「飲んだくれている」と笑って続けているが、ジョークのようで彼も鍛錬に怠りはない様子。
・「好きなバンドは?」と聞かれ、山田雅樹は「モーターヘッド」。(え、キリング・ジョークとか好きじゃなかったのか?)
・「日本のバンドでは?」に対し「X Japan」。(これはインタビュー当時、再結成ツアーが行われたことによるリップ・サービスと思われる。)


因みに、インタビューを行ったメディアが日本のカウンター・カルチャー・マニヤなサイト(アイドルのニュースも報じるようなとこ。)なんで、上記のよーな発言が見受けられたんだと思います。
全文は下記にて。
FiRESiGNインタビュー

 ともあれ、海外で頑張っとる日本のバンドは他にもいますが、メジャーで海外進出までしたミュージシャンがインディーで活動っつーのは相当な覚悟なわけで、一曲聴いてみましょう。
AYAの歌はこんくらいのキーが適正だと思います。あと、曲自体がアルバム中、アレンジもギターも一番ええと思います。(絶対、山田雅樹は日本からこの十年で何度かなんらかのオファーはあったと思うのだが。)
話逸れますが、もし、ロニー・ジェイムス・ディオのトリビュート・アルバムが製作されるなら、山田雅樹にLast In Line歌って欲しいですな。色気のあるクリーン・ボイスと唸るよーな声の対比がマッチするはずです。

<FiRESiGN - Explode>



(注)高崎晃の奇行や発言:『エンジン』あたりのツアーと思われるが、テキーラ等のハードリカーで酩酊し、ステージ上で不気味に笑いながら代表曲Crazy Doctorを「ふひひ、次の曲はキチガイ医者」とMCしたり、久方ぶりの海外レーベルとの契約の試金石的ライブが(当時の新曲が退屈だったこともあり)盛り上がらなかったことをファンに逆ギレしたと、当時のギター雑誌でレポートされていた。

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