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八つの頃からエ○ガキでぇ、13でベティ~を知ったんだぁ♪

2010年05月31日 17:31

<今日の記事は長いです。>



 こんつは、一発槍亭犯苦でございます。ペコリ。

あー、エロ子は育つともうしまして、昔の方には感心いたしますな。

この昔ながらの、ま、至言ともうしましょーか、本日はまず、それにまつわるお噺から始めましょうかね。パシンッ!



 ある寂れた漁師町に一人の少年がおりまして、名前をハンクともうしました。

血気盛んなガキ野郎どもは、艶本を机の引き出しの奥に隠し、夜な夜なそれを引っ張り出すと研究に余念がございませんでした。

ノブヲという、これまたなんだかいやらしい名前の少年。実際、脂(ヤニ)下がる(注)目で同じクラスの女子を見ていた根っからの助平。

「おい、ハンク、兄貴からスゲーこと教えてもらったぜ!」

何を偉そうにノブヲ。

とはいえ、スゲーことでございましたらとにかく知りたいお年頃。

「なんだいオマエさん、腕組みして明王立ちなんざしやがって

おいおい、ハンク少年、それを言うなら仁王立ちだよ。オマエさんもバカだね。

「バターか灯油で擦ると艶本の黒丸がおちるんだぜ」

「相変わらずオマエさんの言うことは信用できないね」



 その夜、ハンク少年は自宅の倉庫にて、コップへ灯油を注いだのでございます。

コップを持ってティッシュに灯油を染みこませ、黒丸を擦るハンク少年。

するとどうでございましょー、黒丸が落ちる落ちる。ついでにその奥にあるはずだった観音様まで落ちてしまいまして、結局、白紙になってしまったのでございます。

ご苦労さん。宿題やれよ、歯ぁ磨けよ、風呂入れよ、ハンク少年。



 明くる日、授業中になんとしてでも観音様が拝みたいハンク少年は考えました。

ふむ、艶本は、写真と一緒に黒丸も印刷されていることがわかった。つまりは、元々黒丸が無いものを手に入れればいい。

鋭いね、オマエさん。でも、そんなことばっか考えてたから、ろくでもねー高等学校にしか行けなかったんだよ。



 帰宅したハンク少年は、艶本の白黒ページに掲載されておりました通信販売広告を隅々までチェックしたのでございます。

「何々、”激安!三十枚入りで二千円!バッチリ見えます”?これだ!」

早速、現金書留で少ない小遣いを送金したことは、ま、言うまでもございませんな。



 数日後、郵便受けにハンク少年宛の郵便物が入っておりました。

ハンク少年は、プレゼントの包みを開けるかのごとく乱暴に開封いたしました。

確かに三十枚の艶写真がそこにはございました。

しかしながら、悲痛な面持ちで天を仰ぐハンク少年。

左様でございます。人生、落とし穴の次に落とし穴。

その艶写真は白黒でハンク少年が生まれる、もっともっと前のものと思われる外国人のものだったのです。

大昔の娯楽写真でございますから、あー、そこらのお母ちゃんのよーな女性ばかりです。

しかし、一枚だけハンク少年が凝視した写真がございました。

揃った黒髪、コルセットを着た女性が写ったものでございまして、その女性の表情、ポーズは他の脳天気に笑っている女性とは全くことなりました。

されとて、大昔のもの。ハンク少年はその夜、海に写真をばらまいたのです。

バーカ、バーカ。



 ハンク少年が敬愛していた人物が言っておりました。

本当のエロさとは、騙されてもまた這い上がってきてこそ身につくのだ、と。

「そうだ、こんなドドドド田舎じゃダミだ!都会に行けば、とっても都会に行けばいいんだ!」

ハンク少年が上京を決意した出来事でございました。理由が不純だよ、オマエさんは。

このとき、まだ知るよしもありませんでした。落とし穴が延々と続くことを。いや、コルセットの女性がベティ・ペイジであったことを。

エロ子は育つともうしますか、羽ばたいていくというお噺でございましたな。ペシンッ!



痛っ!ちょっと、困るなぁお客さん、物投げられちゃ!座布団はいいけど、包丁はやめておくれよ、死んじゃうから!

あのね、寄席じゃねーんだから、「もう半分」とかやるわきゃねーでしょ!





 改めて、こんつは、ハンキー・ドリー・ハンクです。

いやー、騙された騙された。

今みたいにね、ネットで簡単に色んな情報や画像・映像が見られねー時代ですから。

中学生の僕が現在にタイム・スリップしたら、特売のテッシが何箱あってもたりねーですよ。

僕と同世代か、それより上だと同じ経験あるんじゃねーですかね。

ホントかネタかわかりませんが、毛深いのが好きな同級生が「毛深き乙女たち」っつービデオを注文したら、ゴリラの生態を撮したもんだったっつー。

まあ、授業料としてですね、騙されてきたから、その手のもんに対する目利きはハンパねーもんがあります。

んなこたぁ、どーでもいいや。

で、上京した僕ぁ、海外のマニヤックな書籍まで扱う「(客が)男だけの世界」な店に、頻繁に出入りするよーになりました。

もうね、鼻で呼吸できる以外、全身ラテックス・スーツで川下りするしとの写真集とかね、理解不能です。

で、そこの、どっちかっつーと半世紀くれー前のファッション・マニヤ向けの棚でベティ・ペイジの写真集を発見して「あ!あのときのネーチャン!」と知ったのです。

んなわけで、映画『ベティ・ペイジ』を観ました。



 映画化されたのは知ってましたし、去年暮れ、唐突にDVDで映画を観まくりだしたときから最寄り店舗に在庫があったのは知ってましたが、冒頭から現在にいたる経緯がある故、敢えて観ませんでした。

この手の「カリスマの伝記映画」ってろくなもんねーですもん。

一番がっかりしたのが『ドアーズ』です。予定どーり、ビリー・アイドルがジム・モリソン役でもです。メグ・ライアンの乳を拝めるのはえがったですが。

で、感想の前に注意すべきことがあります。



鑑賞前に、モンティ・パイソンのスケッチ「死んだオウム」及び、店主と客のやり取りものを観てはいけない。

あと、映画版『ブルース・ブラザーズ』を観てはいけない。



いやね、冒頭で客を装った警官が店主に「もっとマニヤックなのない?」と訪ねるんですが、これ、店主がマイケル・ペイリンorエリック・アイドルで、客がジョン・クリーズっつースケッチを想起させて笑っちゃいそうになります。

あと、後半に教会に入って司祭の説教を聞くシーンがあるんですが、そこが『ブルース・ブラザーズ』で、ジェイクがジェームス・ブラウンの「光を見たか?おい、光を見たか!」っつーイカれた説教に「バンド!バンドだ!」と感化されるシーンを想起させます。

絶対に、事前に観てはいけません。絶対に。絶対に。



 感想。

まず、BGMがええです。『死にたいほどの夜』、『裸のランチ』もそーですが、1940~1950年代あたりを舞台にした映画って、ビバップとかメロウなジャズが用いられてて、映画に疎い僕からすると本編より秀逸なんすよ。

で、『ドアーズ』のヴァル・キルマーによる過剰な演技や脚本に「駄作だ」と思った僕としては(過剰なジム・モリソン像は十代なら名作と思えるかもしれない。)丁度いいさじ加減だったと思います。

『ベティ・ペイジ』と銘打っても、ベティ・ペイジに焦点をあてたっつーより、彼女が与えた影響及び舞台裏みてーなとこに重点が置かれてるんで。

なので、熱狂的ファンはがっかりするかもです。

「え?ベティ役の人がずっと映ってるのに最後まで印象薄いんだけど」みてーな。

一般作なんで、あんま踏み込んだとこまで描けなかったのか、敢えて描かなかったのかわかりませんが、後半は「んー、綺麗にまとめすぎ」と思いました。

でも、後半の、教会のネオンを見つける直前の浜辺を歩くシーンは個人的に「ここだけリピート」です。美しいです。

映像が綺麗とかじゃなく、なんつーんすかね、『ロング・グッドバイ』の冒頭で、猫の餌を買いにマーロウが深夜、LAの歩道を歩くシーンと同じ美しさですね。

あ、あと、手袋をはめるシーンがありますが、これがロング・グローブだったら個人的に「ここだけ横にテッシ」でした。



 二十代で殆ど映画を観なくなった僕の個人的な想いですが、チャールズ・ブコウスキーの『くそったれ!少年時代』を映画化してほしーです。

脚本によっては超駄作になると思いますが、世界恐慌の前後を社会的に底辺から見たアメリカ、てか、LAの風景が記されてますから。

なんでも、ジャン・リュック・ゴダールが映画化権を手放したジャック・ケルアックの『路上』が遂に映画化に向けてキャスティングが決まり始めてるそーじゃねーですか。

個人的に「誰がディーン・モリアーティを演じる?」と思ってますけど。

なら、『くそったれ!少年時代』も誰か映画化権を買い取って作ってよ、と思います。





(注)脂下がる:煙草をキセルで吸っていた時代、遊郭にて遊女を物色する男が上目遣いでキセルを下げていたため、煙草のタールが管を下がっていったため出来た形容。



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